人気アパレルブランドの
広告制作の舞台裏
人気アパレルブランドの広告制作に携わる、3職種のメンバーを直撃。
プロモーションの舞台裏について語ってもらいました。
企画営業の醍醐味のほか、他職種との連携の重要度などがよくわかります!
INTERVIEW
T.CHIAKI
2017年入社。半年ほど先輩について仕事の基礎を覚えた後、案件を任せてもらえるように。主にプロ野球球団、化粧品メーカー、アパレルメーカーに向けたプロモーションの提案活動を行っている。入社2年目よりプロ野球球団を担当。
T.SHUMPEI
2012年入社。営業担当として7年間、メーカー、銀行、プロスポーツチーム、アパレル、大学などのプロモーションに携わる。その後、自ら手を挙げてプランナーに。現在は、お客様のニーズを具現化するための企画立案を担当している。
M.SHINICHIRO
2001年入社。デザイナーとして主にスポーツ業界のポスターやロゴの制作に携わる。入社5年目でアートディレクターに。現在は後輩デザイナーを束ねながら、様々な業界のプロモーションツールの制作を統括している。
営業というより、
もはやディレクター!?
スリーライトの企画営業とは?
人気アパレルブランドの
2019年秋冬コレクションの広告を制作
――今回みなさんが携わったのは、どのようなプロジェクトですか?
T.C人気アパレルブランドの2019年秋冬コレクションの広告制作です。私は初めての経験だったのですが、先輩たちは長年携わってましたよね?
T.Sそう。もともと僕が営業時代に担当していたお客様で。プランナーになってから、T.Cに引き継いでもらったんです。
M.S僕は年1回のカタログを制作していた頃からなので、かなり長くこのお客様の案件に携わっています。
T.Cカタログのお仕事が始まりだったんですね。
T.Sそうそう。最初はカタログだけだったんだけど、何度も足を運んでご提案を続けることで、少しずつ色んなお話をいただけるようになって。「こんなことできない?」というご相談に応えていくうちに、仕事の幅が少しずつ広がっていったんだよね。
M.S今ではカタログだけでなく、Webサイトやムービーの制作、さらには別ブランドのプロモーションも任せていただけるようになりました。
T.Sご担当の方は業界のスペシャリスト。クリエイティブがブランドイメージに合っているかをチェックしながら一緒に取り組んでいただける方なので、ミーティングの度に、お互いに色々と意見を出し合いながら制作を進めてきました。
常に最悪のケースを想定して、
事前に念入りに準備をしておくことが重要
――制作はどのように進めていったのでしょう?
M.S今回の広告制作のミッションは、今シーズンの新作の魅力を伝えることです。ダウンウェア中心のブランドなので、毎年どうしても似たようなビジュアルになりがち。前年とどう差別化するかが、一番の課題でした。
T.Sデザインの方向性を先に固めてしまわずに、まずは3人で撮影場所の候補地選びからスタートさせたんですよね。
M.Sブランドのイメージ的には海外のロケーションが映えるんだけど、さすがに外国でのロケは難しいので、できるだけ日本っぽくない画が撮れる場所に絞って、ロケ地をピックアップしていきました。
T.C現地へロケハンにも行きましたよね。「帰りは私が運転します」と言っていたにもかかわらず、お昼にハンバーガーを食べすぎてお腹いっぱいで眠くなってしまい、先輩に運転を任せてしまった…。あのときは、すみませんでした!
M.S帰りの運転は超眠かった(笑)。
T.S色々見て回って、最終的にロケ地は東京の福生に決まったんですよね。東京なんですけど、アメリカのような雰囲気の画が撮れるイイ場所を見つけられました。
――ロケに向けて、どのような準備を行ったのですか?
T.C私はモデルのオーディションからフォトグラファー、ヘアメイク、スタイリストへの依頼、ロケバスの手配、スケジュール作成などを行いました。初めてのことが多く苦労しましたが、ふたりがサポートしてくれてとても心強かったです。
T.S私は今回、T.Cのサポート役として撮影に参加しました。先輩として事前に伝えていたのは、常に最悪のケースを想定して準備をしておくことの大切さ。確か前日の天気予報では、撮影日は雨になる予定だったよね。
T.Cはい。なので、急いで防水スプレーやタオルを買いに行きました。このプロジェクトは、いかにカッコイイ写真が撮れるかにかかっていたので。撮影がスムーズに進むよう、念には念を入れて準備を進めました。
T.Sそういえば、新品のタオルは水を吸わないから、事前に洗っておくためにT.Cがコインランドリーへ行ってくれたんだけど、「タオルが乾かない!」とSNSでメッセージが届いたよね(笑)。
何度もデザインをブラッシュアップ。
前年と印象を変えることに成功
――ロケ当日の様子はいかがでした?
T.C「アイスを持って撮ってみたらどうだろう」「自転車に乗ってみようか」など、みんなでその場でもアイデアを出し合いながら、撮影は進んでいきました。
T.ST.Cは初めてお会いするフォトグラファーさんとの仕事だったのに、積極的に意見やアイデアを出していたよね。そうやって自分から能動的にモノづくりに関わる姿勢は、すごく大切だと思ったよ。
M.S今回のプロジェクトでは、若いターゲット層の声が重要だったので、20代のT.Cの意見はすごく貴重でした。ポージングのアイデアも結構グサグサ突っ込まれて(笑)
T.Cそうでしたっけ!?
まぁでも、自分の意見を伝えることは大切かと(笑)。
M.Sこ、こわい!(笑) あ、ありがとうございます(笑)
T.Sクオリティと予算のバランスをコントロールすることも、営業の大切な役割。日本とは思えない町並みにもかかわらず、東京からもアクセスがいい福生をロケ地に選んだように、いかにコストパフォーマンスが高いクリエイティブ環境を用意できるかというのも、営業の腕の見せどころだと思います。
T.C無事にロケが終了したときは、ほっとしたのと同時に大きな達成感を味わうことができました。
――その後は、どのように制作が進んでいったのでしょう?
M.Sお客様と一緒に、写真をセレクトしていきました。そこから先のデザインワークは、私の役目です。
T.C最初の制作物は、雑誌広告でしたね。
M.Sそう。厳選した10点ほどの写真をスナップっぽく配置していくレイアウトにしたんだよね。お客様にも満足してもらえたけど、最終的には「もう少し写真のバリエーションを増やしたい」という追加オーダーを受けることに。
T.Cその一言がきっかけで、M.Sさんは大幅なデザイン変更に踏み切ったんですよね。
M.S写真のモデルの部分をラフに切り抜き、スクラップブックのように大小をつけて配置したデザインをご提案したんです。使った写真は、50点以上にもなったかと。レイアウトをガラッと変えたことで、勢いのある広告が完成したと思います。
T.C前年までとはまったく異なるテイストになり、お客様もとても喜んでくれました。さすがです、M.Sさん!
T.Sそのデザインを気に入ってもらえたので、Webサイトもそのトーンに揃えて制作することになりました。
圧倒的な経験が積める職場。
自由に意見を発信できる風土
――最後に、スリーライトで働く魅力を教えてもらえますか?
T.C一般的な営業の枠を超えて、圧倒的な経験が積めることです。業務範囲が広くて大変ですが、そのぶんスピーディにスキルアップできると思います。しかも、プランナーとアートディレクターがいつもサポートしてくれていたように、周囲のフォロー体制についても、この案件に限らず万全です。積極的に自分から動ける方なら、大きく成長できる可能性があると思います。
T.Sスリーライトは、年齢・社歴を問わず、いい意見や提案に対してはしっかり耳を傾けてくれる社風です。しかも、たとえイマイチな意見でもしっかりと受け止めてくれ、もっと魅力的にするにはどうしたら良いかを一緒に考えてくれるんです。周囲に気兼ねすることなく、自由に思ったことを発信していけるのが魅力です。
M.Sスリーライトは、個々が自由に意見を言える風土が根づいている会社です。「ファッション系の仕事がやりたい」「音楽系のプロモーションに携わりたい」などやりたいことをアピールしやすく、それを実現できる可能性にあふれています。プロモーションの世界に強い興味や意欲を持っている人なら、きっと魅力的な環境だと思います。
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